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東京都台東区にある

浄土宗の寺院です。

浄土宗 真行院
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-12-5
 03-3863-2525

コラム第三回「願うこころは道をつくる」

                               2018/1/15

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 本年のコラムの第一回は、今月も早いことでもう半分過ぎてしまいましたが、真行院の掲示版に掲示している「今月の言葉」です。もちろん掲示版にはとっくに掲示はしているのですが・・・今月の言葉は「願うこころは道をつくる」です。これは『浄土宗新聞』にも今月のことばとして掲載されております。

                    
 私たちは日常生活においてさまざまなものに「道」をつけます。華道・茶道・剣道・柔道等々、なじみのある「道」の着く言葉はさまざまあります。たいがい道とつくものは長く続けてその道を極めるというものがほとんどです。
 仏教には六道という考えがあります。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道といい、私たちは人道にいるわけで、私たちの人生も「道」なわけであります。また浄土宗には「二河白道の譬え」という教えがあります。これについて語るととんでもなく長くなるので今回はやめますm(_ _)m簡単にもうしますと、お念仏を称える私たちの人生の白い道をたとえたものでございます。私たちもお念仏を称えて一生懸命人生を歩めば、いかなる妨げがあっても最後臨終の時には阿弥陀様が救ってくださる。そしてそのお念仏をお称えする人生をお釈迦様が後押ししてくれるという話でございます。

           
 アントニオ猪木氏が引退試合のメッセージとし、今では新日本プロレスの道場訓となっている言葉があります。これは猪木氏本人が一休禅師の詞と勘違いしているのですが、実際は浄土真宗僧侶で、宗教家の清沢満之先生の孫である清沢哲夫氏の詞を少し変えたものです。


「この道をゆけばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一歩が道となり その一歩が道となる 迷わずいけよ 行けば分かるさ」


 これはさまざまな道に通じる言葉だと思います。念仏修行者の歩む白道、広くは仏教信者の歩む仏道もそうでございます。
 新年早々から難しいことは申しません。今年の目標や、やりたいことを考え、それが少しでも成就するように頑張り、また人生の道を一歩一歩進んでいただければと思います。
 どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
                          合掌 南無阿弥陀仏

      

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