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東京都台東区にある

浄土宗の寺院です。

浄土宗 真行院
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-12-5
 03-3863-2525

コラム第四回 平成30年度お十夜法要

                               2018/11/5

こんにちは。去る11月1日、当山お十夜会が勤修されました。
お十夜会は浄土宗においては、御忌会、施餓鬼会と並ぶ大切な法要ですが、当山では先々代の頃より長らく中止しておりました。最近では隔月で行われる別時念仏会も多くの人が集まるようになり、これを機に浄土宗の三大法要の中でも特にお念仏をお称えする事に重きを置くお十夜会を復活させようということで、正式に浅草組南部部内の諸大徳に相談し、御随喜いただき、今回お十夜会復活の流れとなりました。

そもそもお十夜法要とは、浄土宗でも最も大切にするお経の一つである『無量寿経』に説かれる、「この世の中において善行を十日十夜行えば、それは仏の世界において善行を千年間行うよりも尊くすぐれている」という文に基づき、平貞国公が京都にある天台宗の真如堂で行われたのが最初と言われており、浄土宗では鎌倉の大本山光明寺では明応4年(1495年)に行われたのが始まりです。本来は10日間行うべき行事ですが、現代では各寺院一日行われます。
今回は12時より皆で食事をとり、13時より春風亭一左さんの落語を楽しみ、14時よりお十夜法要という流れで行いました。一左さんの落語では皆爆笑し、お十夜法要は普段の別時念仏会でも皆様とお唱えしている日常勤行式に礼讃と双盤念仏を加えたのみの式次第という事で檀信徒の方々もお経本を持ちお唱えし、大きな声でお念仏を共々にお称え致しました。大きな笑い声と大きなお念仏の声が響く幸せなひと時でした。今回は久しぶりのお十夜会復活のわりには、平日にもかかわらず40人ものお檀家様にお集まりいただきました。今後ますます参加者が増えていき、笑い声とお念仏の声が大きくなってくことを願っております。


(法要の写真は、写真を撮る者が法要に参加しているため、撮れておりません。)

                          合掌 南無阿弥陀仏

      

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